妻に先立たれた夫の生活

2021年6月に妻がトルソー症候群で亡くなりました。まだ40代半ばでした。 トルソー症候群について皆さんに知っていただきたいと思いこのブログを始めました。妻の闘病記や、その後の生活、自分の気持ちをありのままに綴っています。

昨年9月より開始した自己健全化計画、いわゆるダイエットは今も継続できている。
過去、これだけダイエットか継続できていたことは無いのではないか。

方法は変わらず、エアロバイクとフィットボクシングの二本立て。
結果、これまでに20㎏痩せた。95→75kg。
95㎏というのがそもそも太り過ぎだった、という問題もあるがそれはさておき。

かねてより異常値を示していた血圧、コレステロール値、尿酸値も先日の人間ドックの結果、全て基準値内に滑り込んだ。

周囲からも「痩せたなー」「どうしたの?」などと言われることが増えた。

服のサイズも変わった。
太っている時に購入したスーツはダボダボになってしまい、コロナが落ち着いて仕事でスーツを着用する機会が増えたこともあり、新調した。

太っている時はLだときついがXLだとゆるいという中途半端な体形だったが、
今はLサイズでちょうど収まるようになった。ありがたい。
タイトなジーンズにねじ込むことも可能になった。

もう太っている時の体型には戻りたくない。
目標体重は、新卒当時の73㎏。あと2㎏頑張ろう。
このゴールデンウイークで追い込みをかけたい。

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世間はゴールデンウイーク。
ニュースで流れる渋滞の映像、観光客でごった返す駅、空港、観光地…自分には関係ない。

天気も良いがどこへも出かけず、屋内の掃除や庭の草むしりに勤しんでいる。
せいぜい近所に買い物に出かけるくらいが関の山。

しかし、書いてて思ったけど、「ごった返す」って何だ。
混雑するって意味なんだろうけど、「ごった」も「返す」も混雑するという意味に通じない。
なんで「ごった」と「返す」が合わさって混雑するになるんだろう?

そして、「関の山」って何だ。
こういうこと考え出すときりがない。

つまり、こんなくだらないことを考える程にやることのない連休なのです。

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先月受診した人間ドックの通知が郵送されてきた。
結果はおおむね良好で、全てAかB判定になっていた。
これまでの健康診断でD、E判定が多かったことを考えると、大幅な改善だ。
おそらく、一昨年から始めたダイエットが功を奏したのだろう。

しかし、こんな結果は気休めにしか過ぎない。
なんせ、妻だって発病する直前の健康診断はオールAだったのだ。

そんな彼女が発病し、あっという間に逝ってしまった。
そのことを考えると、良い結果だから何なんだ、と言いたくなる。

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人生初の人間ドックを経験してきた。
会社から指定された病院は、妻が手術を受け、その後入院していた病院だった。
妻に付き添い、色々な科で診察や検査を受けたことを思い出す。

受付を済ませ、検査着に着替えてしばし待つ。
血圧を測定し、検尿、採血、眼の検査。

この眼の検査で初めて「眼圧検査」なるものを受けた。
まさに眼の前にエアガンのようなものが接近し、目にプシュッと強い風を当てられた。
目薬すら怖くてさせない私にとって、これが不快で仕方なかった。

なんとか検査を済ませ、その後聴力、肺活量と簡単な検査が続く。

次は、いよいよ恐れていた胃カメラ。
この病院は全身麻酔ではなく、喉周辺のみの部分麻酔。
経験者が須らく「気持ち悪くてもうやりたくない」と言っていた。
果たして、気持ち悪かった。麻酔をしているので当然痛くはないが、喉をカメラのコードがズルズルと入っていく感覚が気持ち悪い。もうやりたくない。

何とか胃カメラを済ませ、その後骨密度、CT、触診。
最後は既に結果の出ている項目についての簡単な説明があった。
おおむねA、B判定で結果は良好とのこと。
ダイエットの効果が覿面に出た。昨年までの健康診断はC、D、E判定のオンパレードだったから。

病院のレストランでお昼ご飯を頂いて、終了。
最終的な結果は、数週間後に郵送とのこと。

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私は昔から音楽が好きだ。
ポップス、クラシック問わず色々な曲を聴いてきた。

しかし妻が旅立ってから、明るく楽しい曲が聴けなくなってしまった。
その代わり、死別を扱った曲、いわゆる「死別ソング」ばかり聴くようになった。

死別ソングは大きく2種類に分けられる、と思っている。
遺された側の視点に立った歌詞と、旅立った側の視点に立った歌詞。
私はどちらかというと「旅立った側の視点」の曲が好きだ。

その中でも特に好きな曲として、クラムボンの「幸せ願う彼方から」がある。


調べてみると、この曲はクラムボンのオリジナルでなくカバー曲だった。
原曲はアニメ「らき☆すた」の挿入曲とのこと。
アニメ「らき☆すた」、タイトルは耳にしたことがあるが、実際に見たことはない。
気になってアニメ好きの会社の同僚に尋ねてみたらDVDを全巻持っているという。
早速借りて全巻一気見した。

アニメ中の主人公「泉こなた」は幼い頃に母親と死別し、父親に育てられているという設定。
しかし、母親が居ないことがストーリーに色濃く反映されているシーンは殆どなく、ほんわかおちゃらけた雰囲気の話が多い「らき☆すた」の中で、ある回だけは異彩を放っていた。
遺された父と共に、今は亡き母親に思いを馳せる回の挿入歌に使用されていたのがこの曲である。

アニメを見て初めて曲のタイトルの意味が分かる。
「幸せ願う彼方から」の彼方は、「泉こなた」の母親の名前「泉かなた」でもあった。

皆さんも、もし大切な死別ソングがあったら、教えてください。

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先週末は、久しぶりの大雪となった。
朝から降り始めた雪は一日中降り止まず、結局45センチ程積もった。

降った日が金曜日だったことが不幸中の幸いか。
これが他の平日だったら翌日の通勤時間帯は地獄絵図となる。

この日も会社からの帰路は大変なことになった。
会社の計らいで通常より早い時間に帰宅させていただいたが、帰り道は至る所でトラックがスリップし、大渋滞。
スリップをしていたのはなぜかすべて対向車線の車だったので、こちらの車線はゆっくりながらも流れていた。スリップに巻き込まれた車はたまったもんじゃないな…何もしてあげられないが、少しでも早い解消を願いつつゆっくり横を通り過ぎる。

やっとのことで渋滞を抜けたのも束の間、今度は車の屋根に積んでいた雪が一気にフロントガラスに滑り落ちて来てワイパーもその重みで動かず視界が90%無くなってしまうというトラブル。
恐る恐るハザードを点けて路肩に寄せ、フロントガラスの雪を除けて事なきを得たが、一歩間違えば事故につながる恐ろしい瞬間だった。

なんとか自宅にたどり着くも、当然自宅の駐車場は雪が積もったまま。
ここまで来れば、ええい、ままよと車を突っ込ませるも、あえなくスタック…。
泣く泣く車の周辺の雪を掻き、車を救出。

雪掻きは孤独感を掻き立てる嫌な作業だ。
大変な作業であることに変わりはないが、一人でやる孤独感が疲労感を一層増幅させる。
周りの家は家族でワイワイ雪掻きして、何ならかまくらなんか作ったりして…そんな様子を見るとより一層寂しくなる。

もう、雪掻きは嫌だ。

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会社の後輩と、久しぶりに映画館で映画鑑賞。
観たのは「THE FIRST SLAM DUNK」。
あの伝説のバスケ漫画、「スラムダンク」初の映画化。

冒頭から、涙が止まらない。
あの、井上雄彦先生の漫画が。
あの、湘北バスケ部のメンバーが。
映画になって、躍動している、という感動。

原作漫画は、何十回と読んだ。
映画では描かれてない場面も、自動で脳内補完される。

映画で描かれたシーンは、原作の中でも私が一番好きな部分だ。
原作を読んでは毎回泣いていた。

映画も、原作の良さを損なわず、むしろより鮮明に描かれていた。
さすが、井上雄彦先生自身が製作、脚本、監督を務めただけある。

最期のあのシーン…シアター内が一体になった。
感動に次ぐ感動。興奮に次ぐ興奮。
観て良かった。

原作が好きな人は、絶対にスクリーンで観ることをオススメします。

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入場時に頂いたオマケ。
スマホで撮影するとARで湘北メンバーが動き出すギミック付き。
遊び心があって好き。

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